名古屋資本論講座

特別集中講座
「資本」の循環・回転・再生産とは？
―『資本論』第2巻総復習―
2011年5月21日（土） 13:30～
「資本論」を学びたい人ならどなたでも参加できます。
年齢・学習経験等問いません。
受講料:2,700円　奨学生：1,000円　DVD受講：3,000円

あなたのための資本論講座　第９期
受講生募集中！

NＨＫでも４夜連続で『資本論』の番組がくまれるなど、『資本論』への関心が高まっています。
現代社会、日本と世界は搾取と貧困、貧富の格差拡大（富の偏在）という資本主義経済の抱えるもっとも基本的な慢性病がこんにちだれの目にも明らかになっています。資本の利益最優先の営利主義・競争原理のあり方が、いたるところで人間らしさのルールと衝突し軋みはじめていて、ひとも社会も自然も悲鳴をあげている状況ではないでしょうか。
現代経済の本質は、幾重にもベールに覆い隠され、神秘化され、また逆立ちをして現れたりします。マルクス経済学『資本論』の出番です。

1999年からはじめた名古屋での「あなたのための資本論講座」は、愛知県生まれの首都大学東京教授の宮川彰先生という、資本論の最新研究者を講師に、「資本論」学習を進めてきました。
「資本論」第１巻は、「資本の生産過程」すなわち「資本」がどのようにして生まれたか、資本蓄積の法則が明らかにされ、第2巻「資本の流通過程」では、「資本」が循環し、回転し、再生産され、一層大きくなっていく過程が明らかにされています。
そして、第３巻「資本主義的生産の総過程」。「生み出された富」の営みが、現実社会の中で、どのように行われ、私たちの日常生活で体験する身近かな経済現象として現れてきているか、資本主義の構造のなにがどうなっているのかなどが「資本論」の原理のメスで解明されます。

人類の知的遺産として社会科学の最高峰に輝く『資本論』。なかでも難解できこえた『資本論』第２・３巻。その第3巻を学ぶ講座です。
5月には、第2巻で明らかにされた、「資本」が循環・回転・再生産される中で「利潤」が「資本」の側に蓄積され、第3巻に連動していくメ
カニズムを学ぶ特別集中講座を行います。ご一緒に学びましょう。