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富岡製糸場と上州路の旅

日本資本主義のルーツを訪ねる旅 part3
レポート

  富岡製糸場と上州路の旅に行きました。

   快晴の10月21日午前8時、貸し切りバスで出発。中央自動車道路から長野自動車道へ、梓川SAのレストラン安曇野で昼食、そして上信越自動車道で、走り走り行きました。
   富岡製糸場のある富岡市に着いたのは14時。
   するとその日は、2年に一度の富岡どんとまつりの開催中。山車があちらこちらから出てきます。山車の上には、子どもや青年たち、女性たちのおどり流し、見守る大人たちの暖かい目線…、大勢の参加で、まつりを盛り上がっていました。富岡製糸場への行きかえりに、嬉しい体験をしました。
   そして、世界遺産の製糸場。適切なガイドさんの案内で見学。その中で、「現在この操糸機が動いているのは2か所のみです」と。

   22日は日本共産党安中市議の金井久男様の尽力とご案内で、現在動いている日本に2か所しかない操糸機のある「碓井製糸」と「妙義米軍基地反対闘争勝利記念碑」の見学に行ってきました。  
   碓井製糸は、富岡製糸場でもう動いていない操糸機よりも古い機械がまだ現役で動いて生糸を生産していました。碓井製糸は、もともと「農民が企業閉鎖した」製糸場でしたが、協同組合として運営し てきたものです。今では、養蚕農家が減ってしまったために「株式会社」になって運営されています。
   全国で最大の製糸場です。

  碓井製糸   碓井製糸

   安い生糸製品のお土産も買える場所でした。(正絹なのになぜ安い!)

生糸製品のお土産 
 
   そのあと、「妙義米軍基地反対闘争勝利記念碑」に行きました。
   「妙義米軍基地」は、在日米軍基地は、現在、沖縄に集中していますが、かつてはそうではなく、本土に米軍基地の多くが置かれ、朝鮮戦争に伴って、米軍基地の拡大が必要となると、新たな基地用地の提供が求められるなど、米軍基地の拡大が図られたが、長野県軽井沢町から群馬県松井田町の浅間妙義に演習基地を作ろうとしました。基地反対闘争を地反対闘争などは、住民の抵抗で基地化をまぬがれた例として有名です。

妙義米軍基地反対闘争勝利記念碑

  一九五三年二月、米軍側から恩賀八風平に山岳訓練学校を設置し、妙義・浅間一帯の広範囲にわたる地域を米軍基地とすることを示してきた。当然、中心である恩賀、そして県全体に反対運動が広がっていった。保守革新を問わず県行政も加わっての、反対行動となった。しかし時間がたつにつれて妙義軍事基地反対共同闘争委員会並同右恩賀同志会に結集する県民の闘いとなっていった。分裂攻撃に負けず二年間、熾烈な戦いが展開せれていった。そして、日本の米軍事基地反対闘争に例を見ない勝利の結果を得たのである。
  この闘いは基地闘争のあり方にいろいろな教訓を与えるほど極めて重要な典型的なものであった。いま三十有余年を経て、この地に記念碑を建立し、これらの歴史をふりかえるよすがとするものである。

一九八七年九月 文書 菊池定則    

   

そして、峠の釜めしのおぎのやで昼食をいただき、帰路につきました。

ご案内下さった、金井久男様 ありがとうございました。

2018年11月4日 


旅のご案内

2018年10月

東置繭所正面 『東置繭所正面』(素材提供:富岡市)  明治維新後、富国強兵を目指した政府によって、外資獲得のため、洋式の繰糸器械を備えた官営模範器械製糸場として設立された富岡製糸場。 2014年には世界遺産にも登録されました。
 1日目は、富岡製糸場を中心に富岡市を見学します。
 宿泊は、400年ほど前から使用されている磯部温泉です。磯部温泉は、日本三奇勝の一つ妙義山が望める碓氷川の清流沿いに開けている温泉です。
 2日目は、磯部・安中市の歴史遺産を見学します。
 この旅は、名古屋資本論講座開幕20周年通算200回を記念して行いますが、どなたでも参加できます。
ご一緒しませんか?
 [ 日時] 2018年10月21日(日)・22日(月) 
[ 宿泊] ふわふわ豆腐鍋の美味しいお宿 見晴館 
[ 移動・定員] バス旅行
〔定員〕35名 (25名以上で実施します) 
 [費用] 29,000円(21・22日の昼食、ホテル1泊2食、富岡製糸場見学費、交通費、旅行保険を含む) 
[ 申し込み] 申込金5,000円(参加費の一部)を添えてお振込みください。

メールからのお申し込みはこちらから→hotbook@muse.ocn.ne.jp 
 ※メールでお申し込みの際はお名前、電話番号、住所をご記載していただき、富岡製糸場と上州路の旅への参加を希望とご記入ください。(確認の為に折り返しご連絡させていただく場合があります。)
   
電話:052-936-7551 fax:052-936-7553
[ 集合場所] 21日(日)8時に日本特殊陶業市民会館 西側

※予約受付は終了いたしました。