<今の1冊>

2015年7月9日更新

国際法学者がよむ尖閣問題 紛争解決への展望を拓く

国際法学者がよむ尖閣問題 紛争解決への展望を拓く



日本の主張は国際法的には認められる。問題の本質的解決のためには? 尖閣諸島/釣魚台列嶼に対する領域権原をめぐる日中両国の主張について、おもに国際法の観点から検討する。

松井 芳郎 (著)
日本評論社 21cm/19,201p 2014/12 2,376円(2,200円 + 税)

マルクス『資本論』?発掘・追跡・探究

マルクス『資本論』―発掘・追跡・探究



マルクスの「資本論」の理論の骨幹をなす核心的な位置を占めながら、これまで光をあてられず、事実上埋もれていた問題「未来社会論と過渡期論」「恐慌論」「社会変革の主体的条件」について探究する。

不破 哲三 (著)
新日本出版社 20cm/319p 2015/07 2,268円(2,100円 + 税)


2015年7月4日更新

フォト・ストーリー沖縄の70年

フォト・ストーリー沖縄の70年



1938年、沖縄に生まれ、幼い頃に本土に移住。沖縄米軍基地の取材をきっかけに、自らのルーツとも向き合いながら沖縄について考え続け、撮り続けてきた著者が、70年の歴史を戦争と基地を軸に描き出す。

石川 文洋 (著)
岩波書店 18cm/231,2p 2015/04 1,102円(1,020円 + 税)


2015年6月14日更新

ブラックバイト

ブラックバイト



「ブラックバイト」は、就職前の学生に劣化した労働を強いることで、将来の経済社会の担い手を潰していく危険性を持っている。全国で起きている「ブラックバイト」の実態、構造、対策を明らかにする。

大内 裕和 (著), 今野 晴貴 (著)
堀之内出版 19cm/286p 2015/04 1,836円(1,700円 + 税)

“悪夢の超特急”リニア中央新幹線

“悪夢の超特急”リニア中央新幹線



新幹線の3倍以上かかる電力を原発再稼働でつくる? 南アルプスの天然水が枯れる? 問題点をほとんど指摘されることなく着工目前まできたリニア中央新幹線。リニア計画の見直しを求め、JR東海との討論を訴える。

樫田 秀樹 (著)
旬報社 19cm/263p 2014/09 1,728円(1,600円 + 税)

介護保険白書

介護保険白書

施行15年の検証と2025年への展望

介護保険制度施行15年を振り返り、介護保険・介護保障の課題を詳らかにし、その将来展望を示す。介護労働を巡る動向や、諸外国の介護保険に関する論文、政党アンケートも収録する。

介護保険白書編集委員会 (編)
本の泉社 26cm/255p 2015/04 2,700円(2,500円 + 税)

最初に知っておきたい認知症

最初に知っておきたい認知症



記憶障害、あからさまなウソ、徘徊・不眠、暴言・暴力…。介護者が認知症の人の思わぬ言動に翻弄されないよう、正しい理解で前向きに対応するための要点をコンパクトにまとめたハンドブック。『しんぶん赤旗』連載を書籍化。

杉山 孝博 (著)
新日本出版社 19cm/88,9p 2015/05 864円(800円 + 税)

マイナンバー制度

マイナンバー制度

番号管理から住民を守る

マイナンバーとマイナンバーカード導入の背景・経過、危惧されることを紹介し、マイナンバー制度のしくみや課題・問題点、私たちがとるべき対応などを説明。安倍政権の「戦争が出来る国」への動きと番号制度との関係も述べる。

白石 孝 (著), 清水 雅彦 (著)
自治体研究社 21cm/93p 2015/04 1,000円(926円 + 税)

へいわってすてきだね

へいわってすてきだね



いかなる理由があるにせよ、人々を殺し、傷つけることはまちがいです。6歳の少年の詩を長谷川義史が魂で描いた、沖縄発・平和へのメッセージ。

安里 有生 (詩), 長谷川 義史 (画)
ブロンズ新社 31cm 2014/06 1,512円(1,400円 + 税)

世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ

世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ



2012年、ブラジルのリオデジャネイロで国際会議が開かれました。環境が悪化した地球の未来について、話し合うためでした。世界中から集まった各国の代表者は、順番に意見をのべていきました。しかし、これといった名案は出ません。そんな会議も終わりに近づき、南米の国ウルグアイの番がやってきました。演説の壇上に立ったムヒカ大統領。質素な背広にネクタイなしのシャツすがたです。そう、かれは世界でいちばん貧しい大統領なのです。給料の大半を貧しい人のために寄付し、大統領の公邸には住まず、町からはなれた農場で奥さんとくらしています。花や野菜を作り、運転手つきの立派な車に乗るかわりに古びた愛車を自分で運転して、大統領の仕事に向かいます。身なりをかまうことなく働くムヒカ大統領を、ウルグアイの人びとは親しみをこめて「ペペ」とよんでいます。さて、ムヒカ大統領の演説が始まりました。会場の人たちは、小国の話にそれほど関心をいだいてはいないようでした。しかし演説が終わったとき、大きな拍手がわきおこったのです。

ムヒカ (著), くさば よしみ (編), 中川 学 (絵)
汐文社 25cm/32p  2014/03 1,728円(1,600円 + 税)


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